《日時》 |
8月3日 (日) |
《山名》 |
寂地山/犬戻し峡 |
《参加者》 |
参加者:宇部山岳会、宇部山歩会、下関山岳会(山根幸雄、播磨桂子、細川功)総数17名 |
《講習記録》 |
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8月3日 6:00 |
小月ホンダ出発 |
8:30 |
寂地峡駐車場 到着 |
講師: |
坂口仁治(出光登山部)山根幸雄(下関山岳会) |
講習内容: |
9:00駐車場にて開会式を終えた後、広場で講習参加者へ沢に関するテキストを配布この資料に基づき入渓前の注意と、沢登り技術机上講習を行う。 |
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1.沢の水流を読む。 |
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2.激流の徒渉方法。 |
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3.ロープワーク。 |
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4.ハーネスの装着方法 |
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5.泳ぎの安全対策。 |
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6.草付きの対応。 |
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7.ツエルトの張り方 以上の7.項目の概要を学習する。 |
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その後、駐車場の直ぐ左より入渓する。しばらくは小さな滝でなだらかな傾斜であるがF6あたりから両岸が狭まりゴルジュとなり、面白くなる。
F7のトユ状の狭い中を進む、その先に淵があり、奥に水流の大きいチムニーとなる。チムニーの中央を突破する。
F9左岸を上り左にトラバースして広い滝の右岸から上部に抜ける。F9通過頃に雨が時折激しくなるため、ここで終了とし、右の遊歩道に入る。
予め遊歩道付近に車を回していたので、帰りは楽をする。 |
講習における技術点 |
1. アッセンダーの取り扱い:アッセンダーによる登行の方法として通常ユマーリングと表現して いる。アッセンダーにはそのメーカー特有の商品名で多くの名称(ユマール、シャント、アッセション、タイブロック)で呼ばれてる。いずれもその総称はアッセンダー(登行器)である。
これらを使用して登行する場合は体を上に上げると同時にアッセンダーも上に上げる。これにより効率よくスムーズな登行が可能になる。特に効率の良いアッセンダーの使用は日頃から使い慣らして置くことにより、遭難救助や長大なルートの登行に有効である。
アッセンダーにシュリンゲを取り付ける方法を誤ると事故につながる可能性がある。初歩的な事であるが、初心者に確保側と引き上げ側の位置分からない方がいた。これは使用前にアッセンダーの原理を説明しておく必要がある。アッセンダーは手を離してもその場で確実にロープに器具が固定されストップ出来ることが重要である。 |
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2. ディセンダーは下降器の総称でエイト環、ATC、ルベルソ、グリグリ等の商品名がある。いずれもこれらの器具とロープの摩擦を手でコントロールしながら下降する物である。手を離せば落下するためストップには何らかの固定が必要である。 |
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3. フィックスロープへのオートブロック、クレムヘイスト等を利用した登行方法の学習を行う。この場合それぞれのと長所と短所を理解した上で使用することが重要である。 |
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4. フィックスロープに複数の人が繋がって登行する場合、一つのフィックス点とフィックス点の間に複数の人が付かないように指導する必要がある。一人が滑落するとロープに引っ張られて他の人も滑落の恐れがある。この事は重要なポイントである。 |
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以上 |