へのリンク
専門委員会
トップ 加盟団体 年間行事計画 専門委員会 指導 専門委員会 避難対策 専門委員会 国体・クライミング 専門委員会  海外登山 専門委員会 自然保護 リンク メール
へのリンク
山口県山岳連盟 冬山交流会
開催日 平成22年1月31日
場 所 安蔵寺山
天 候 曇り時々晴れ一時みぞれ
参 加 下関山岳会、宇部山岳会、山口山岳会、HC山歩、出光登山部
山口県山岳連盟 冬山交流会報告(山口山岳会
 今回、山口山岳会からの参加者は7名。
 車2台で県庁前を5時半に出発した。
 六日市インターを出て高尻ゴギの里の駐車場に着いたのは7時過ぎ、各山岳会から既に参加者の三分の二は来ており、出発準備中。
 昨夜からテント泊して、宴のもと我々を待っていた会もある。山頂に向け出発した会もある。
 遅れてはならじと急ぎ身支度をし、少し奧にある林道分岐登山口まで車ではいる。
 雪は日陰に少し残っているものの全く無いと言って良いほどだ。

 車を林道に停めて7時55分、登山開始。
 雪ではなく落ち葉の積もった急斜面を登る。
 20分も登ると額から汗も落ちてきた。着を脱いで登るもかなりの汗だ。何しろ自動車道の温度表示も6度だったのだ。
 おまけに無風だ。立ち止まり振り返えればガスが谷間の低いところによどみ、その情景は山水水墨画そのものだ。
 中間地点にある小屋まで登るとやっと5pくらいの残雪。
 10時20分、山頂着。
 テントやツェルトを張る者、湯を湧かしている者色々。参加者それぞれ昼食を済ませて開会式。
 そして指導委員、遭難対策委員による恒例の技術研修を開始。
 ビーコンによる埋没者探索、又、雪崩に埋まった者をゾンデ棒による捜索訓練では、積雪が60p位と少なく、人に埋まってもらい遭難体験はできなかったが、ザック埋めでも手応えの体験はできた。
 雪中の確保アンカーも土嚢、小枝、ピッケル等を固定具にし、また、小さな木の枝にシュリンゲを巻き付けダブルエイトで2点で確保したり、教えていただいた。
 でも、初心者女性の多い中での滑落停止訓練は歓声が上がった。
 雪質や勾配でスリルはなかったが、体験を楽しんでいた。
 全員記念写真撮影の後、閉会式。14時00分、下山開始。

 途中、小雨も降ったりしたが楽しい交流会であった。
 講師を努めていただいた指導委員会と、遭難対策委員会の皆様、ご苦労様でした。ありがとうございました。
( 山口県山岳連盟副会長 小林弘之 )
H21年度 山口県山岳連盟/冬山交流会登行報告(下関山岳会)
 日  時:2010年1月31日(日)
 参加者:下関山岳会(山根幸雄、細川功、木村正雄、水廣真紀子、松本政光、西村みどり、京野好恵)
       宇部山岳会、山口山岳会、HC山歩、出光登山部
 登行ルート:安蔵寺山1,263m(島根県/吉賀町)、高尻ルート
 昨年、この大会時は大雪で下関からの高速道が通行不可となり、下関の我々は参加出来なかった経緯がある。
 今年は幸い当日前後の降雪はなく高速道の通行の心配はなかった。
 下関を5時に出発、下関ICから高速道を経由して六日市IC、高尻川の奥の通称「ゴギの郷」まで約2時間半の行程であった。
 既に他の山岳会メンバーも集まっている。直ぐに登行の準備をし、7時40分駐車場を出発する。
 ここ1週間ほどは暖かい日が続き積雪は非常に少なく林道の積雪は殆どない。
 林道終点から登山道に入ると数センチの積雪、林道終点の広場左側より尾根に取り付き細い登山道となる。
 山頂まで尾根の途中、1,000m付近にある避難小屋で休憩、登山路は積雪で覆われるようになる。
 更に登行、展望台に着く。
 展望台から南側の展望は曇ってはいるがすこぶる良い視界である。
 周辺の山々の稜線がくっきり見わたせる。周辺の谷から薄いガスが這い上がり、何時もは見られない景観を呈している。
 これよりなだらかな稜線が山頂まで続いている。
 既に山頂に到達した先行パーティーの姿が見て取れる。
 10時20分山頂着。
 到着後、少し早いが昼食と休憩を取り、例年行っている積雪期登山技術の研修を行った。
 内容は日頃できない技術を主に@雪上での確保A雪崩ビーコンB雪崩ゾンデ棒C雪上での滑落停止Dロープワーク等の技術研修を行った。
 山頂付近でゾンデ棒を挿し込んでみると積雪量は約60cm程度である。
 技術研修には積雪が少ないがなんとか作業ができる量である。
 実技研修で意外だったのは、ピッケルによる「滑落停止」の方法を正しく理解していない人が多くあり、この点は冬山技術の基本で、各会会員へ確実に伝えて欲しいと思う。
 山頂で約2時間程度研修を行い、閉会式を終え解散した。
 岳連会員の集まりは久しぶりで各会の交流を行い有意義な交歓ができ、昼食後に一時みぞれとなったが直ぐにおさまり、曇り空であったが支障なく行事を楽しく終えることができた。
 各会、三々五々下山した。
 担当の小林さま(山口山岳会)、坂口さま(出光登山部)、大岡さま、江本さま(岳連事務局)忙しい中、開催準備頂き有り難うございました。
(記:下関山岳会 細川)
山口県山岳連盟冬山交流会(宇部山岳会)
と き 2010年1月30日、31日
場 所 安蔵寺山(島根県)
天 候 曇り一時みぞれ
参加者 加藤、斉藤(宗)、斉藤(滋)、園山、大岡、藤崎、池本、杉原(信)、藤井、松田、
      兼安、西村(佳)、津田、江本、鮫島、下関山岳会、山口山岳会、HC山歩、出光登山部
内容 毎年恒例の山口県山岳連盟の冬山交流会に、宇部山岳会からは一般参加の1名を含む15名が参加した。
 開催の趣旨はレスキュー技術など、雪上技術を学ながら、加盟団体の交流を深めることであり、加盟団体が集まる大切な行事の一つになっている。
 宇部山岳会はテントの中での懇親会も重要な交流行事の一つと位置づけ、前日から現地入りした。

30日 夕方、先発組はゴギの郷にテントを張り、なべ料理を囲み、差し入れの餃子や純米酒を味わいながら、後発組と他の山岳会の到着を待った。
 22時過ぎ、後発の若手グループが到着。夕食をまだとっていないということで、二次会を開催。
 若手4人は加藤料理長の作った食事を豪快に平らげた後、日付の変わる直前に就寝した。
 結局他の山岳会は現地入りしなかった。

31日 若手グループは4時30分起床。軽食をとった後5時30分出発。
 われわれは当日組の到着をまった。7時過ぎに他の山岳会も続々現地に到着。
 頂上で開会式を行うということと、講習会の準備もあるので、宇部の後発組を待たずに出発した。
 登山道にはほとんど雪は無く、一気に展望台まですすんだ。
 この時期、展望台付近で笹が露出しているとは思ってもみなかった。
 頂上付近で50〜60cmの積雪だが気温が高い日が続いたためか融雪が進み、雪は重かった。
 早朝出発した宇部の若手4人のグループは頂上にテント一張を残して赤土山に早駆けのピストンにいったようだった。雪がしまっていて歩きやすいので、講習会開始予定の12時までには帰ってくるつもりだったろうが、参加者が早めに集合したので講習会開始を1時間早めることになった。
 開始直前、頂上付近はガスに覆われ、みぞれが降り出した。天気予報通りなので気にせず開会式を始める。
 小林副会長の挨拶、講師の紹介、全員が自己紹介を行った後、講習開始。
 まずゾンデ棒やビーコンを使ってのレスキュー技術の講習を受講。
 今年は雪質と積雪量の問題があり、埋没体験と雪洞体験は断念。雪上歩行もワカン歩行ができないのでキックステップのみ、その代わり、滑落停止技術の講習が行われた。ピッケルを使ったことが無い人もいたが、女性や年配者も積極的に練習していた。 短い時間だったが内容の濃い講習を受講し14時閉会した。

 今年は雪が少なく、直前まで主催者側も開催方法については悩まれたようだが、講師の的確な判断と指導のおかげで、充実した雪上技術の講習を受講することができた。
 毎年のことではあるが、忙しい中、現地の下見など準備や講習会の講師を務めていただいている山口県山岳連盟の指導委員会と遭難対策委員会のメンバーの方々にはこの場を借りてお礼を述べさせていただきます。ありがとうございました。
(文責;江本)
山口県山岳連盟 冬山登山交流会に参加して(出光登山部)
 先日来の高めの気温、更に前夜からの暖かい雨で積雪量を心配しながらゴギの郷駐車場に着く。
 既に多くの会のみなさんが装備を整えていて、登山口まで車で向かったグループもあるとか。
 ワカンは必要なさそうだ。カッパやスパッツを付け、ウオーミングアップを兼ね登山口まで歩く。
 25分ほどで登山口に到着し、そこからいきなり急傾斜の山道になる。
 雪はほとんどなく、春山のような雰囲気の中、汗をかいて登る。
 振り返ると谷間に雲海が漂い、その先に格好のいい盛太ヶ岳が浮かび素晴らしい景色だ。
 廻り岩から見上げる展望台にも雪は確認できない。
 最後の急坂を登りきるとようやく雪原が現れた。2時間で頂上到着。
 それぞれ昼食を取り、開会式、講師紹介の後、真剣かつ丁寧な説明を受け研修の始まり。
 ビーコンによる捜索では、大勢でわあわあと宝探しのように埋めてある発信器を探すが、本当ならそんな悠長ではなく、ダーッと走り回るそうだ。特に湿った重い雪の場合は尚更。
 ゾンデ棒での捜索は雪だけの場合スーッと入るが、埋めてあるザックに当たった時は手応えが確かに違った。
 枝やピッケルを雪に埋めての確保のやり方。物は使いよう、と感心するが、使い方やロープの結び方を熟知しておかないと大変なことになる。
 滑落停止訓練はお手本を見ていると簡単そうだが、一瞬で止めるのは難しい。
 頭の中で回る向きを考えている暇はない、あっという間に滑り落ちてしまう。

 いろいろな経験をし、大勢の山好きの方々を知ることができ、とても有意義な研修会だった。
 下山は登りより雪解けが進んで滑りやすくなった道を慎重に下りた。
 下界では雪は困りものだが、また雪山に行きたい。
(出光登山部;佐伯)
山口県山岳連盟 冬山登山交流会報告(HC山歩)
 HC山歩からは、初心者を含む7名が参加。
 お正月に沢山の雪が降ったが、中旬より暖かい日が続き開催が心配されたが、頂上付近には1m近い雪が残り、楽しい大会となる。
 5時に阿知須を出発し、防府で1名と合流後、徳地ICから六日市ICを目指した。
 高速も一般道にも、積雪は無く快調だった。(昨年は冬用タイヤ規制)
 7時に上高尻に着き、準備開始。
 宇部と下関山岳会に挨拶し出発する。
 例年であると「ゴギの郷」から積雪が多くありラッセルとなるが、雪が無いので林道分岐まで車で登る。
 標高900mまでは、雪も無く落葉の道を登って行く。
 それでも、小屋を過ぎて尾根へ出ると積雪も増え、視界も開け、後方の谷は山水画みたいに綺麗だ。
 雪山初挑戦のNDさんからも「おお。素晴らしい」と感動の言葉も聞けた。
 9合目からは積雪も増え、雪山らしい風景の中、安蔵寺山山頂に到着した。
 頂上では、全員到着まで、テントやツエルトを張って、昼食を取る。
 寒い時は、テントが有りがたい。中でストーブを炊き、具沢山ラーメンを作る。
 NDさんも、雪山でのテント生活に慣れたようで、次回は北アルプスのキャンプで、酒を飲みながら星空を眺めたいものだ。
 昼食後は、雪上講習会が有った。
 まず雪崩埋没捜索訓練をする。
 ビーコンによる捜索は、毎年の練習成果で1回目はなんと、山歩が一等賞だった。
 ゾンデ棒による、捜索もみんなで体験し、参加2回目のNKさんは、「今年はザックだけど、去年の若者を実際に埋めて訓練した時が判り易い」と、言いながら何度も練習していました。
 その後は、ピッケルによる滑落停止やアンカーの取り方を学習し閉会式となる。
 復路は往路をたどり、登山口に14時に到着。 帰りは「六日市温泉ゆらら」に浸かり18時、阿知須に帰着。

 担当の山口山岳会、指導委員会、遭難対策委員会および参加者のみなさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
(ハイキングクラブ山歩 武永計介)
↑上へ戻る
山口県山岳連盟 専門委員会 指導 へ戻る
へのリンク
山口県山岳連盟
〒755-0011 山口県宇部市
Copyright 2006 The yamaguchi Alpine Club. All rights reserved