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平成20年度山口県山岳連盟冬山登山大会
  
 ・開催日  平成21年1月24〜25日
 ・開催場所  安蔵寺山(1263m島根県)
 ・天候  雪 時々曇り
 今回の冬山登山大会は、前日からの降雪と低温の為、中国自動車道が通行止めとなり、車での交通事情が悪かったことから、各山岳会とも急遽、参加を見合わせる会員がいたようだった。
 参加者は、宇部山岳会16名、HC山歩:6名、山口山岳会:6名、出光徳山登山部:1名の合計29名となった。
 一番遠くから参加予定だった下関山岳会の14名全員が参加できなくなったのが残念だった。
 前日の夕方から降り始めた雪は山口市内の平地で積雪10〜15p。
 中国自動車道も徳地までは早朝通行止め。各山岳会、積雪・凍結のなか安全運転で登山口の高尻に集合。
 到着時間がまちまちとなった。
 昨夜よりテント泊の数名は先発隊として6時にスタート。遅れて到着した各会は直ぐ装備を調えて出発。しかし最後のパーティーはかなり遅れてのスタートとなった。
 先発隊はラッセルしているとはいえ、健脚者ばかりで速度が速く、後続隊は女性、中高者でなかなか追いつけない。
 結局先発隊のトレースのお陰で、後続隊が山頂に到着したのは11時で先発隊と大差のない時間であった。
 冷たい風とガスの中、すぐ風除けのテントやツェルト張りあるいは雪のブロックで囲いを作り昼食。昼食後に全員集合の写真撮影。
 そして登山大会開会式。
 恒例の雪上技術研修は遭難対策委員長から説明を受けた後、実技講習に移った。
 今年の講習メニューは、以下の5項目であった。
@  雪崩に遭遇した場合の対処法について。
 雪に流されながらもできるだけ表層に出る努力をするすることを念頭においておくこと。
 埋まっても呼吸が出来るように空間を確保するなど。
A  埋没擬似体験+スカッフ&コール。
 実際に若者に雪の中に埋まってもらい、雪に埋まった遭難者への声掛けと声の伝わり方等を体験した。
B  ゾンデ棒を使っての遭難者探索方法。
C  ビーコンを使っての遭難者探索方法。
D  雪洞作りを体験。
 当日は気温も低く、ガスの水分が木々に漂着し霧氷になりつつあるのを見ることが出来る寒さの中での研修であった。
(山口山岳会 小林弘之)  
 山口県山岳連盟登山大会研修会テキスト2009 1 24   08冬山大会写真 
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