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2022年度 山口県山岳・SC連盟冬山登山研修会
開催日 2023年1月29日
開催場所 吉和冠山(1339m 広島県)
参加者 山口山岳会8名 下関山岳会6名 周南山岳会5名
 宇部山岳会11名 ハイキングクラブ山歩2名 計32名
コース 汐谷コース(潮原温泉~冠山往復)
内 容  冬山登山研修会は毎年この時期に行っていたが、ここ数年はコロナ禍の影響を受け中止の年が続いていた。今年は積雪量が多いおかげで、4年ぶりに待望の「吉和冠山」で実施となった。感染防止対策として体調チェックシートの提出を義務付け、受講ルールとして状況に応じてマスク着用、参加者との間隔を1m以上空けることなどを周知徹底した。
 コロナ感染関連の理由でのキャンセルも含め、最終的には、20歳代から80歳代の幅広い年齢層の32名が参加した。
前日は、公認指導員養成講座講習を同コースの中腹の林道周辺の斜面を利用して講習及び検定を実施したこともあり、二日間にわたり参加した会員も数人いた。

 前の週に行った下見登山では積雪が少なく開催地選定を悩ませたが、その後の大寒波で大雪が降り、登山口付近など全く積雪がなかったところがこの日は70cm程の積雪があった。そのため、ラッセルに悩まされ頂上に着いたのが集合予定時間より30分遅れとなり、ほぼラッセル訓練の研修会となった。
 開始は予定より1時間遅れて、13時より開会式。副会長挨拶の後、実技研修に移った。
  
講習メニューは時間に制約され、2項目に絞り実施した。

  ① ピッケルの機能、各部の名称と基本的な使用方法について
  
② プローブ(ゾンデ)の使い方及びビーコンの操作方法について
  ・雪崩に遭遇した時、埋没から捜索開始の一連の作業を確認
  ・プローブ(ゾンデ)の捜索方法とプローブ(ゾンデ)の限界、注意点、ポイント、ヒットした時の感触

◆「雪山三種の神器」について
   雪山最大リスクの雪崩に埋もれた人を助け出すために必要なもので、必ず個人装備として持参すること。
   「プローブ(ゾンデ)」 「ビーコン」 「スコップ」


   14時半より閉会式。副会長挨拶の後、現地解散となった。
安全登山の啓蒙と、参加者の親睦もはかれ有意義な研修会であった。
 
 
軌跡図 (出典:国土地理院地形図を編集)
写真1  腰までのラッセル
写真2  やっと頂上
写真3  ツエルトの中で一息
写真4  講習風景①
写真5  講習風景②
 
写真6  埋没者に見立てたザック 
 
(軌跡図:出典 国土地理院地形図を編集 藤本)
 (写真:各会員  文:鹿野)
 
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