へのリンク
専門委員会
トップ 加盟団体 年間行事計画 専門委員会 指導 専門委員会 避難対策 専門委員会 国体・クライミング 専門委員会  海外登山 専門委員会 自然保護 リンク メール
へのリンク
山口県山岳・SC連盟沢登り研修会
実施日  8月28日(日)
山 域  犬戻し峡(山口県)
参加者  宇部山岳会(4名)、下関山岳会(1名)、山口山岳会(1名)、ハイキングクラブ山歩(5名)
 天 候  曇り
 遡行
 時間
 9時間
 行 程  8:00寂地峡駐車場にて受付開始、8:30~9:00開会式、技術指導、9:00犬戻し峡入渓 、9:30 F1 、12:30 F7、13:30 F8、 14:20 F9、16:00遡行終了、16:50 駐車にて閉会式
 
   内 容
 
  山口県山岳・SC連盟主催の沢登り研修会(講習会)は、沢登りでの事故防止のための安全意識の高揚と初級者の基礎技術向上を目的に実施しており、加盟団体員の交流の場としても定着している恒例行事である。
 
 
 
  今回はコロナ禍での実施であるため、感染防止対策としていくつかの参加資格要件を設けた。
 参加希望者は、①実施日の2週間前までにワクチンの2回接種を完了していること、②過去にPCR検査陽性歴がないこと、③濃厚接触者として自宅待機中でないこと、④過去14日以内に感冒様症状(咳、咽頭痛、息苦しさ等)がないこと。⑤過去14日以内に味覚、嗅覚異常など異変がないこと等々、計9項目以上の条件を満たすことを条件とした。
 参加要件が厳しいので、該当者がいないのではと懸念したが、最終的には、30歳代から70歳代の幅広い年齢層の11名が参加した。
 
 
 
  犬戻し峡では、F1、F7、F8、F9はすべてロープをフィックスして、フリクションノットで越える予定であったので、開会式後、フリクションノットの技術(マッシャーとクレムハイストの結び方と特徴)について全員で確認を行った。
 参加者全員、フリクションノットの技術についての知識はあったものの、実際に確認してみて、メインロープ径とスリング径の太さの違いと巻き数で制動力が違うこと、ねじれの無い様にきれいに巻き付けないと制動が効きにくいことなどを改めて実感していた。
 
 
 
  参加者の多くが、プルージック用のスリングを準備していた点と、複数枚の安全環付きのカラビナを準備していた点では、これまでになく意識が髙いと感じた。
今回使用の予定はなかったものの取り扱い方法の誤解から事故が発生することがあるタイブロックの名称で知られているアッセンダーについても説明。今後の山行で使用する場合の注意を喚起した。
 
 
 
  講習後駐車場横から入渓した。水温は比較的高く水量も多くなかった。F1はロープをフィックスしてフリクションノットで通過。
 
 
 
 
写真① F1
 
 
 
  F5は一人ずつロープで確保して泳ぎとシャワークライミングを楽しんだ。ゴーロ帯で小休止。
 
 
 
写真② F5
 
 
 
写真③ ゴーロ帯で休息
 
 
 
  F7はトユ状の滝は直登せず、一人ずつロープで確保して通過した。
 
 
 
写真④ F7
 
 
 
  F8はフィックスロープでの通過には不安を感じる参加者がいたため、一人ひとりロープで確保して確実に通過した。
 
 
 
写真⑤ F8
 
 
 
  F9はロープをフィックスしたものの、スリップする参加者が多いため、一人ずつ確実に通過することにした。
 
 
 
写真⑥ F9
 
 
 
  F7からF9までの通過には、安全上の配慮から一人ひとりが通過したことを見極めながら行ったため時間がかかったが、全員無事に通過することができた。
 全員がF9通過後、予定の時間に達したことで、この日の遡行を終了した。遊歩道から犬戻し林道を歩いて、寂地峡駐車場に戻り閉会式を行った後、散会した。
 
 
 
  今回は初級クラスの講習会だったが、事故なく終えることができたことと、コロナ禍でもコロナ感染者を出さずに無事に終えることができたことに対して、ご協力いただいた参加者に感謝する次第です。
 
 
 
( 文 : 江本 ) 
 
↑上へ戻る
山口県山岳連盟 専門委員会 指導 へ戻る
← TOPへ戻る
へのリンク
山口県山岳・スポーツクライミング連盟
〒755-0011 山口県宇部市
Copyright 2006 The yamaguchi Alpine Club. All rights reserved