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山口県岳連H31年度事業「読図およびGPS講習会」報告
 開催概要

毎年、警察庁が種々の遭難事故の統計データを警察庁ホームページで発表しているが、その中に「山岳遭難」の統計がある。前年度の遭難の数値データがまとめられ、年々遭難者数が増加の傾向にある。その遭難要因の「事故態様」に「道迷い」が約40%と多くを占めている。これらの道迷い要因を少しでも減らす対策として、本事業を始めた。
最近の登山者は登山に必須の地図を紙地図で携行せずに、スマートホンなどの電子データに頼る携行にある。これらの電子データは便利な道具であるが、デメリットもあることを理解し、使用すべきである。特に紙地図も併用携行すべきである。本事業では紙地図の利用と作成方法を主に講習会を開催した。また、地図に記載されている情報を的確に読み取る技術力向上、地図とコンパスを利用したナビゲーション技術を学習し、「道迷い」低減の活動とする。
1.主 催: 山口県山岳・スポーツクライミング連盟
2.日 時: R1年12月1日(日) 9:00~16:00
3.場 所: 山口県セミナーパーク215号研修室
4.参加費用: ¥500
配布資料:地形図、DVDディスク(国土地理院電子地図の印刷方法、コンパスの使い方、GPSの使い方など)、GPS定規(緯度経度情報から地図上の場所特定の補助具)
5.使用した用具: ①ベースプレートコンパス(シルバーコンパス) ②筆記具 ③定規(30cm 以上)
④A3版陶ヶ岳周辺1/2.5万地形図
6.講習内容: (1) 屋外実技(9:00~12:00)
A3版陶ヶ岳周辺1/2.5万地形図とコンパスによる屋外実習。セミナーパークから県道194号線を北に進み,陶ヶ岳登山口-陶ヶ岳山頂に至るコースを設定し、陶ヶ岳山頂へ至る方位ナビゲーションを行った。磁気コンパスを使い、目的地までのコンパスと地図の設定を行い、ナビゲーションを行いながら地図およびコンパスの取り扱いを学習した。
また、GPSによる緯度経度情報が行える場合を想定し、GPS定規による緯度経度情報の読み取りあるいは地図上の現在地確認方法を学習した。

(2) 座学Ⅰ(13:00~16:00)
①地形図の基本的な読み方 ②地形図の利用、加工方法
③国土地理院地図(電子地図版)の印刷方法 ④カシミール3Dによる印刷方法
⑤新旧地形図(紙地図)の違い

(3) 座学Ⅱ(15:30~16:00)
①SDGs環境汚染に関する山岳団体の対応について
7. 講師:

  参加者:
細川 功(山岳・スポーツクライミング連盟遭難対策委員)

周南AC;2名,山口AC;2名,HC山歩;1名,山口M・SC連盟;1名,計6名(含む講師)
8.来年度
研修方法の
再検討
 年々、応募者の減少が続き今後の本事業の継続が難しくなっている。しかし、本事業は参加者数の減少があっても継続すべきであると考え、今後の開催は「出前講座」の形として継続を希望する。
 それは、必要に応じ、開催を要望する組織或いは個人の側で会場を準備し、講習の内容は開催を「要望する側」の希望に添って設定する。
9.配布資料: ① 陶ヶ岳周辺地形図 ② GPS定規 ③磁北線記入演習および複数地図接続用地図 ④緯度経度、地形図作成、コンパス利用のための資料(電子データ)
山口県岳連H31年度事業「読図およびGPS講習会」報告 ←PDFで見る
報告  山口県山岳・スポーツクライミング連盟 遭難対策委員 細川 功 )
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