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平成29年度 沢登り講習会(犬戻し峡)
山 域  犬戻し峡(山口県・錦川水系)
遡行日  2017年7月30日
天 気  晴れ
参加
 団体
 宇部山岳会(5名)、
 ハイキングクラブ山歩(2名)、
 下関山岳会(1名)、
 周南山岳会(4名)、               (計12名)
行 程  宇部東IC(6:00)~(中国自動車道)~小郡IC~山口IC(6:30)~六日市IC~寂地峡駐車場(7:50~9:10)~入渓(9:15)~F1(9:40)~F7(12:50)~F8(13:30)~F9~遡行終了点(~15:45)~犬戻し遊歩道~犬戻し林道~寂地峡駐車場(16:00)~六日市IC~(中国自動車道)~山口IC(17:30)
内容  山口県山岳連盟の沢登り講習会は、加盟団体員を対象に毎年梅雨明けのこの時期を選び実施している。昨年の沢登り講習会は、各会の中堅会員を対象にした内容だったが、今年は初心者や初・中級者に沢登りの楽しさを体感してもらうべく、犬戻し峡で開催した。

 犬戻し峡は山口県を代表する沢であり、水質も良く適度な難易度の滝が連続し、初級者にも組みしやすい。講習会の場所としては最適な沢の一つであり、犬戻し峡で沢登りデビューする人も少なくない。今回、参加者の中には犬戻し峡を遡行するのは20回目のベテランをはじめ、沢登り初心者4名と経験は豊富だが、犬戻し峡は初めての参加者1名もいて、初・中級レベルの講習会らしい参加者の構成となった。

 寂地峡駐車場に集合し、身支度を整えたあと開会式を済ませ、フリクションノットについて講習を行う。本日のルート中でF8は左岸にロープをフィックスして通過するため、各自でフリクションノットをマスターしておく必要があるためである。オートブロック、ヘッドオン、ブリッジプルージックなど、それぞれの長所短所を理解した上で自分に適しているフリクションノットを各自使用してもらうことにした。

 寂地峡駐車場からいきなり入渓。水温水量ともに例年並み。キャンプ場の横を通り過ぎてすぐにF1が現れる。ここで初心者への安全配慮からクライミングロープを出したもののフリーで越える人が多かった。その後現れる瀞や小さな釜は泳ぎ、小滝はフリーで越えゆっくり前進。初級レベルの沢登りでは小さな滝を越えるのに高度なクライミング技術は必要なく、バランス、フリクション、オポジションで参加者みんなが上手に対処して行った。

 F7はトユ状の5mほどの滝だがほぼ全員が直登にチャレンジ。順番に泳いでF7に取り付き、滝の中を突っ張りながら攀じって上部に抜けることが出来た。この後のF8は左岸にロープをフィックスして全員フリクションノットやユマールを使用して通過した。

 F8上部は開放的な空間が広がる。そこでF9を眺めながらゆっくり昼食をとり、F9下部を滑り台に見立てて滝滑りなどの水遊びを楽しんだ後、右岸にロープをフィックスして滝を越え、ここで本日の終了点とした。

 今回の講習会では沢登りの楽しさを体感し、しっかり満足していただけたと感じた。沢登りは沢の中を遡行して山の中に分け入る登山形態であり、登山道を歩く通常の登山よりも危険性が高い。初級者が今後も安全に沢登りを楽しむためには、遡行や下山に必要な体力を持つことや、習得する技術がある。経験者と実戦経験を積み重ねながら、しっかり自分のものとし、沢登りを楽しんでほしい。
 


 入渓前の集合写真


 F1を登る


最初のフィックスロープ


思い思いに滝を登る


滝を直登する


泳いでF7に取り付く


 F7を直登する


 F9右岸にフィックス
(写真:坂口、江本 ・ 文:江本)
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