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沢登り講習会(七重の滝)
山 域  七重の滝(福岡県)
遡行日  2016年7月31日(日) 
天 気  晴れ
参加団体  宇部山岳会(4名)、ハイキングクラブ山歩(3名)、下関山岳会(1名)、周南山岳会(1名)、
(計9名)
行 程  宇部IC(6:35)~(山陽道~中国道~九州道)~小倉南IC~鱒淵東公園(7:45)~鱒淵ダム(8:15)~入渓(8:50)~一の滝 (9:20)~二の滝 (9:40)~四の滝 (10:50)~七の滝 (12:00-13:50)~ます渕ダム (15:25)~小倉南IC~(山陽道~中国道~九州道)~宇部IC(17:00)
内 容
 これまでの沢登講習会は初心者や初級者を対象にした講習会だったため、初級者にも組みし易い沢を選択し沢登りの楽しさを知ってもらうことに主眼が置かれていた。
 初級者対象とはいえ最低限の技術や知識は必要であるがクライミング経験の浅い者には十分に楽しめないレベルの講習内容だったようである。また大人数が沢の中で行動することに伴う安全面でのリスクも懸念点であった。
 今回の沢登講習会は加盟団体の中堅クラスを対象にした中級レベルの講習内容とし、講習会で学んだことを各会に持ち帰り指導に生かしてもらうことを狙ったものである。
 日程がちょうど夏山シーズンが始まったタイミングで各会の行事とも重なったこともあり、参加者数は少なかった。しかし今回の参加者は沢登り経験のある各会の代表者であり今回の目的とする中級者向けの講習内容を実践することができた。
 今回の講習メニューは滝の登攀技術の習得である。七重の滝コースには大きな滝が7つあるが、特に五の滝と七の滝は水量の多い中のシャワークライミングとなるため、水流のかわし方、水流を受けながらのルートの取り方やバランスのとり方を学んでいただくことを望むものです。
 七重の滝は北九州の沢ではあるが高速道路を利用すれば、中国山地の沢に行くのと変わらない時間で往復できる。また連続する滝の難易度も手ごろな良い沢である。
 集合時間前には全員集合。増渕東公園で沢支度を整え増渕ダムの遊歩道から福智山登山道に入る。
 最初の渡渉点から入渓した。

 一の滝は右岸から越える。講師がリードし、2~3本の複数のロープをセットしスタカットで登攀する。全員危なげなくクリアできた。

 二の滝は泳いで取り付く。

 続いて三の滝。

 そこを抜けると四の滝が正面に見える。オポジションで難なく越えることができるが、ホールドやスタンスを求めるとロープで確保されたとしても難しく感じる。

 五の滝は池本講師がロープをセットしスタカットで順番に登る。シャワークライミングではあるが水流をまともに受けないようにムーブを工夫しなければならない。クライミング経験の違いからか手こずる者見られたが、最終的には全員クリアできた。

 六の滝は左岸よりを登るが、滝の中を登っても難易度はさほど変わらない。

 七の滝は、トップロープで全員にシャワークライミングを経験してもらった。時間はかかったがずぶ濡れになりながらも全員クリアできた。かなりの水圧だったがスタンスもホールドも見つけることが出来て見た目よりは登りやすかったようで、皆さん楽しんでいただけた様子だった。

 この後スロープ状の滝を抜けると平凡な沢歩きとなり、登山道と交差したところで遡行を終了した。
 七の滝の登攀に時間を消費したこともあり予定の時間を超過したため今回は福知山への登頂は割愛し、装備を解除して登山道を下山した。ポイントごとに設置されている案内板に導かれ登山道から登ってきた滝を眺め景観を楽しんだ。
 今回参加者には滝登りを中心にした沢登りを経験し、満足していただけたようだったが、自分なりに学んだことや考えたことを持ち帰り今後、所属の会の沢登りの指導に生かしていただくことを願っている。


増渕ダム


ゆっくり慎重に進む


三の滝


二の滝、三の滝を振り返る


四の滝をフリーで越える高田講師


五の滝登攀の順番を待つ


傾斜の緩い滝を思い思いに歩く


六の滝左岸をリードする講師


下山風景、七の滝の下の登山道を渡渉する
                                              (写真・文:江本正彦)
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