山口県山岳連盟主催の沢登り講習会に、加盟団体より講師を務める4名を含む20名が参加した。
毎年、沢登りでの事故防止のための安全意識の高揚と初心者への基礎技術指導などが主な目的だが、加盟団体員の交流の場としても定着している恒例行事である。
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今回遡行した木谷峡(上流部)は、県道361号から平家屋敷跡に向かう林道の途中から入渓し、水量が減少する間のわずかな距離での沢登りだが、水質がよく、小さな瀞と難度の高くない滝が適度な間隔で連続し初心者でも沢登りの基礎技術が学べて楽しめる良いルートである。
水量が多い時には沢登り中級以上の経験者でも十分に楽しめる。 講習会では不測の事態に備えて、エスケープが容易なルートを選択することが多いが、今回の木谷峡は林道へのエスケープが容易なことからも講習会向きのルートと言える。
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今回の参加者20名のうち3名は全くの初級者だったが、危なげなく予定の行程を終了した。
日照り続きのためか水温が比較的高く水量も少なかったこともあり、水に対する恐怖心もなく、瀞では泳ぎ、滝ではロープに頼ることもなくスムーズに通過し、昼には予定の行程を終えて散会した。
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経験者には物足りない沢登りだったようだが、初心者は沢登りの楽しさを体感できたようだった。今後も参加者が楽しみながら学べる講習会になるように工夫し、継続していきたいと考えている。
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