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「県岳連GPS研修会」報告書
報告者:細川  
1.主 催 山口県山岳連盟
2.日 時 平成24年12月2日(日) 9:00~16:00
3.場 所 山口市秋穂二島、山口県セミナーパーク215研修室
4.参加者 20名(宇部AC:4名、周南AC:2名、山口AC:2名、
下関AC:4名、HC山歩:2名、会員外:5名 講師:細川)
5.研修内容
  時 間   内 容
9:00~ 9:40 ナビゲーション準備
9:50~ 10:30 ナビゲーション実習
10:30~ 11:50 トラックバック
~ 12:45 昼食休憩
12:45~ 13:15 ハンディーGPSの設定
13:20~ 13:45 「カシミール3D」への軌跡の読み込み
14:50~ 14:15 軌跡の編集
14:20~ 14:45 カシミール3Dの設定
14:50~ 15:15 断面図作成
15:20~ 16:00 展望図作成
16:00~ 16:30 GPS使用事例の発表
 (1) ナビゲーション準備

 「GPS研準備(Word)」、「GPS軌跡ログ(Word)」、「Track Upload(Word)」
 「ナビゲーション(PP)」
 (2) ナビゲーション実習

 UploadされたGPS Track(Mtsue121104)に沿って進む。セミナーパーク屋外周辺で実習した。
 GPS衛星補足完了確認、GPSの地図&コンパス画面の確認、Trackの記録On、トリップコンピュータのリセット
 (3) トラックバック
 
 Current Trackを呼び出し、Track Backを選択、ナビゲーション途中からトラックバックを実施。
 (4) H-GPSの設定
 
 「GPS(PP)」、「GPSカシミール操作11.10(PP)」
 (5) 「カシミール3D」への軌跡読み込み
 (6) 軌跡の編集
 
 カシミール3D立ち上げ「GPS軌跡ログ」を読み込む、「GPSデータエディタ」起動、編集ソフトの設定を学習。
 (7) カシミール3Dの設定
 
 地図の読み込み、操作、インターネット環境がダイアルアップの場合は市販の地図を使う(「カシミール3D)付録DVD地図で、全国版が使用可)、表示の設定で緯度経度補助線の表示、50mメッシュ標高地図を重ねる、
 (8) 断面図作成
 
 トラックが途切れている場合は表示する順番に注意、飛んでいるポイントは削除、
 (9) 展望図作成
 
 メッシュ標高地図は必須、展望位置・対地高度の確認、撮影範囲設定、
 (10) GPS使用例の発表
 (11) アンケートの記入
 
 無記名、後日結果まとめを参加者へ送る、
 6. 操作技術向上への提言
 GPSの操作技術の習熟向上について:GPSを使用することが登山の効率化や安全面で非常に有効であること。これらのことを使用者が認識し、真剣に取り組めば操作に習熟することにそれ程の困難さはない、必要性と有用性を認識し、発生した問題点に対して、自らが解決策に取り組むことを薦める。
 それにより、最初の壁を越えるのは遅遅としていても、最初の壁を越えると、次の壁は遙かに低くなり、理解度の向上が遙かに大きくなる。そのために、いかに「一途に真剣に取り組むか!」である。この気持ちが無ければ、習熟度の向上はあり得ない。
 
 私の場合、’00頃から使い始め、外出や登山の際は必ずハンディーGPS(H-GPS)を携行し、その操作の習熟に努め、その結果数ヶ月で、その操作にある程度慣れることができた。
 その後、新機種のGPSアンテナの感度や機能が向上に伴いリプレースを行い、或いは使用目体に応じて新規機種を導入し、現在使用している機種は6代目である。
 
 H-GPSは高価なものであるが、登山を楽しむため或いは安全登山のためにも、是非個人で購入することを薦めます。安価な機種でも位置精度は高価な機種と全く変わりません。借り物で操作の習熟向上を試みても容易に進みません。
 
 昨年の日山協「遭対委員会」総会の席でも「金で買える安全は進んで手に入れろ!」と言う意見があったそうである。H-GPSは、まさにその登山ツールである。
 
 安全登山の鉄則の一つとして、「山中に必要以上に長滞在しない」これは山の天気変化は平地より変化が早く、平地より自然環境が厳しいことから来ています。
 滞在時間が長くなれば、それに比例してリスクも大きくなるといえる。これに対応する「効率的な登山」にH-GPSは有効なツールである。
 
 今回、参加者の最高齢の方が、またそれに次ぐ方もホームページやブログに軌跡ログデータを掲載、相当に使いこなしている現状から、若い方の奮起を望む。
 HPやBlogは多くの山仲間に閲覧してもらうために開設していると思う。そのための、魅力有る資料の提供に有効な手段となる。
 
 以前から不定期で行っている「GPS勉強会」を通じてハンディーGPS仲間が増え、いろんな山域の「GPS軌跡ログ」を積み上げ、これらをデータベース化し、仲間で情報を共有することができれば良いと、望んでいる。
 また、各団体でこれらの作業の具体的な取り組みを進めるのであれば、微力ですが、その協力を惜しみません。
 下山し、帰宅後に山行記録の作成にもH-GPSは一役買います。歩行距離、行動中の途中時間、撮影した写真の場所推定等々、行動中に手帳にメモしなくても、H-GPSが我々に変わってメモしてくれます。
 また、ガスに巻かれても正確な位置と方位を示してくれる心強い相棒になると確信しています。
 文責 : 細川
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