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陶ヶ岳体験登山教室の報告
日 時 2012年11月4日
場 所 山口県セミナーパーク、陶ヶ岳、火の山
天 候 晴れのち曇り
参加者 一般参加者 38名
山口県人づくり財団県民学習部 崎浩さん、土田さん、廣田さん、木村さん
山口県山岳連盟 坂口、細川、水廣、江本
行 程 10:00~11:00山口県セミナーパークにて座学、11:10~11:20
ストレッチ体操、11:20発~12:00陶ヶ岳234mピーク.着~
頂上にて昼食及び読図講習~13:30~14:10火の山~14:50
セミナーパーク着、ストレッチ体操後解散
  内 容
 
 山口県人づくり財団主催の陶ヶ岳体験登山教室に山口県山岳連盟からの派遣で講師として参加した。
 この催しは登山経験の浅い方を対象に陶ヶ岳の登山を通じて自然を楽しんでいただくことが目的で続けられている。毎年、4月と11月の年2回開催されており、応募者が多いため、数年前に50人へ募集定員が増員されたのだが、それでもキャンセル待ちが出るほど人気があるようだ。
 毎回同じ内容ではあるがリピーターを含めて県内のハイキング愛好者の参加がある。
 今回は悪天候が予想された関係で直前のキャンセルがあり、山口市、宇部市、防府市、周南市、萩市から38名の参加となったが、最年少は10歳、最高齢は80歳の男性と幅広い年齢層の方に参加いただいた。
 山口県セミナーパーク205研修室で、「疲れない歩き方」と題した座学を1時間受講していただいた後、ストレッチ体操など準備運動で体をほぐしセミナーパークから陶ヶ岳登山口までゆっくりと歩いて移動。
座学講習風景
ストレッチ体操
登山口まで歩いて移動
 登山道は手入れされており歩きやすい。だが道幅が狭いので一列で歩く。
 水場で小休止。ここ最近、雨が少なかったせいか水場は涸れていたが持参した飲み物で水分補給。小休止の後、行動開始。
登山道での休憩
 20分程度で肩の広場に到着。最後の登りはロープがフィックスされた急傾斜の登山道。講師の坂口から安全のためフィックスに頼らずに3点支持でバランスを取りながら登るように説明があり、参加者は木の根っこや岩角をホールドに利用しながら上手に登られていた。
 頂上で、展望を楽しみながら昼食をとった後は、シルバコンパスを使い読図の講習を実施。初めてコンパスの使い方を教わり、どうして登山に地形図やコンパスがいるのかが分かった方もいらしたようで、登山教室らしい1シーンであった。
 地形図をよく見ると、一般的に陶ヶ岳と呼ばれているピークが、実は陶ヶ岳ではないことがわかる。本当の陶ヶ岳は縦走路の少し先に見える252㎡のピークの様である。
頂上での読図講習
頂上での集合写真
 集合写真を撮った後は、火の山への縦走組と下山組に分かれて行動した。火の山縦走組は休憩なしに一気に火の山まで縦走したことで、火の山山頂に到着した時間は、下山組がセミナーパークに帰着した時間と変らなった。
火の山頂上から展望を楽しむ
 火の山からセミナーパークへの下りは滑りやすく歩きにくかったが、歩き方指導の成果か?みなさん足取りも確かで、予定の時間よりも早くセミナーパークに下山できた。
セミナーパークでの整理体操
 整理体操を終えて解散後、天気予報通りに雨が降り始めた。登山教室が終わるまで天気がもったことと、事故もなく登山行動を終えることができたことを感謝しつつ帰途に着いた。
(文:江本、写真;山口県人づくり財団、江本 )
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