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平成23年  「GPS研修会」報告書
1. 行事名 GPS研修会
2. 日時 2011年12月4日、9時〜15時30分
3. 参加者 ・宇部山岳会; 江本 正彦、大岡 一史、永安 丘幸、斉藤、宗喜、加藤 洋明、竹之内 真人
・出光登山部;坂口 仁治、竹島孝宜
・HC山歩会;加藤 作郎
・下関山岳会;細川 功
   4. 概 要
  ここ数年、GPS衛星の種類が増え、ハンディーGPS(H-GPS)の精度は一段と向上また受信した衛星電波の処理スピード(MPU処理スピード)も大きく向上している事により、以前に比べて軌跡ログの取り込みエラーが格段に少なくなった。
 これを機会に岳連内会員にH-GPSの導入状況を問うてみたところ、「導入したがあまり使っていない」あるいは「導入し、時々使っているが、使い方が判らない」等の回答があり、この際、「GPS研修会」を開催し、基礎的な技術を1日掛けてじっくり学習することを提案した。賛同者が10名弱あった、これを受け「GPS研修会」の開催を企画した。
 
 4,5年前に岳連総会の場でH-GPSの普及を目的に、この機器の利便性を話したが、皆さんになかなか理解されなかった。短時間で理解される説明の難しさを感じた。
 「H-GPSは地形図と一体で使うのが有効である」、に対して、「地図がありその読み取りに習熟していれば、H-GPSの必要性はない」或いは「全く、当てにならない」等の意見もあり、時間を掛けてH-GPSの奥深い利用方法を説明する必要があると感じた。
 今回、その機会があり「GPS研修会」を開催した。
 研修内容

 @  県セミナーパークの研修室と近くの陶ヶ岳のフィールドを使って実施した。
 A  H-GPSを持ってセミナパークから陶ヶ岳山頂までの往復を歩き、この間の軌跡ログ記録を行う。
 B  研修室でH-GPSに記録した軌跡ログをパソコンに取り込む。
 C  取り込んだ軌跡ログを編集する。軌跡ログの編集方法を学習。
 D  GPSシステムの基本的な知識の学習。
 
   5. その他
 '00/5月からGPS衛星の誤差信号が外され、位置精度の表示が格段に向上した。この頃からGPS受信機の感度も次第に上がり、使い勝手も改善され、多目的に使われている。
 これを機会に山屋さんのH-GPSユーザーが増えればと思っています。
 積極的な使い方或いは安全登山に、また多目的に利用できれば幸いと感じています。
陶ヶ岳登山道でGPSへのデータ入力について確認している受講者
セミナーパーク研修室での座学〜データ処理方法についての講義
( 記 細川、写真 坂口 )
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