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山口県山岳連盟「雪崩遭難対策研修会」報告
 1 日 時 平成25年12月7日(土) 9時~16時
 2 場 所 セミナーパーク
 3 はじめに・・・・・山口県山岳連盟会長⇒小林会長挨拶 (←PDFで見る)
 4 内  容
(1)研修会一部【午前中(9:00~12:30)】(白馬遭難関連)
・白馬岳遭難の概況・・・・・江本
・現地本部長として関係先との調整等・・・・・坂口
 (家族・警察・救助組織・本部・気象台・雪崩救助犬導入・山岳保険等)
・白馬岳遭難捜索方法・・・・・西村
・ディスカッション(山岳遭難事故増加の原因と対策について考える)・・・・・参加者全員
 ⇒「パネルディスカッション要約」 (←PDFで見る)
     ※パネラー
       ・廣川健太郎氏(都岳連)・江本正彦(宇部山岳会)・坂口仁治(周南山岳会)
       ・山根幸雄(下関山岳会)・武永計介(ハイイキングクラブ山歩))
     ※各県参加者からのコメント等
       ・岡山岳連(山崎氏)・広島岳連(岡谷・後藤氏)・島根岳連(持田氏)・他
     ※県内山岳連盟加盟団体以外の会からのコメント等
       ・やまびこ(津島氏)・アルピナ(石田氏)・他
     ※山岳連盟会員からのコメント等
       ・若手会員(鹿野)・下関(木村)他
(2)研修会二部【午後(13~17)】講演
・都岳連遭難対策委員会の活動状況・・・・・廣川氏
・雪崩リスクを考慮した「一ノ倉沢滝沢第三スラブ登攀(ビデオ)」解説・・・・・廣川氏
・ACT(山岳遭難・救助・事故防止 認定NPO法人)の活動について・・・・・元村氏
 ⇒「ACTプレゼン12(元村)」 (←PDFで見る)
・チベット未踏峰遠征・・・・・西村山岳連盟顧問
 山口県山岳連盟では、本年4月に加盟団体会員2名を白馬大雪渓雪崩遭難事故により失ったことから、同じような事故を繰り返さないために、山口県山岳連盟が主催で研修会を開催しました。
 研修は二部に分けて行なわれ、一部で白馬岳遭難事故関係の概況と捜索方法等に関して報告の後、それを踏まえたパネルディスカッションを行いました。
 二部では外部講師として、国内トップクラスのアルパインクライマー廣川健太郎氏、山岳遭難・救助 認定NPO法人の元村幸時氏を招いて、講演をいただき、雪山や雪崩遭難について考える場を持ちました。
 廣川氏の遭難体験談からは登山に際しての事前準備の重要性、元村氏の雪崩に埋没してから救出されるまでの実写ビデオからは、雪崩の怖さを学ぶことができました。
 「雪崩に遭わないための方法はない。」「雪崩を予測する方法もない」とお聞きして、遭難防止に特効薬はないことと雪山について何も知らなかったことを実感しました。
 この他、普段聞くことのできない知識や技術について学ぶことができました。終了予定時間を一時間オーバーしたが、一日が短く感じられるほど充実した研修会でした。 
 研修会終了後、鳳翩山登山口にある山岳連盟西村顧問の山荘へ移動し、廣川氏・元村氏を囲んで懇親会を開催しました。
 研修会では聞けなかった遭難救助への思いをお聞きすることができましたし他県岳連の方との懇親を深めることもでき、楽しく有意義な一時を過ごすことができました。
 今回の研修会を受講して、山岳遭難は、山登りをする誰もが持っているリスクなので、他人事ではなく自らのこととして真剣に考え、遭難を起こさないまた起こさせない努力を続けていく必要があると考えました。
 
 5 結びの言葉・・・・・山口県山岳連盟遭難対策委員長⇒「雪崩研修会参加のお礼」 (←PDFで見る)
 6 研修会によせて・・・・・受講者⇒「雪崩研修会参加者コメント」 ・ 「細川さんコメント」 (←PDFで見る)
以上
    <写 真>
講師 元村幸時さん
講師 廣川さん 元村さん 講師 廣川健太郎さん
雪崩講習会会場
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